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2017.12.28近作を振り返って #02

 

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ゆめの樹 新築工事

 

地域資源を活用し、野上野を活気のある地域にすることを目指して設立された自治会法人によるプロジェクトである。
全国的にも珍しい取り組みで、六次産業化の推進と地元の産業拡大のために丹波の食材を活かした食堂、食育体験交流コーナー、物販コーナーなどを備えた地域活性化の拠点だ。地域材の普及や森林の保全を意識し、構造材、内外装材、家具に至るまで丹波市産の杉材を使用。ウッドデザイン賞2016『ソーシャルデザイン部門~木を使って地域や社会を活性しているもの』の建築・空間分野を受賞した。
この施設では左官仕上げも積極的に採用し、床はモルタル金コテ押さえ、壁、天井は漆喰塗りに。建物中央には地域の象徴として黒漆喰磨き仕上げの「おくどさん」を配してある。黒漆喰がピカッと美しく光るまで繰り返される磨きの作業に要する時間は約2週間。土で下地をつくり、黒の漆喰で仕上げていく、手間ひま掛けた素晴らしい職人の技だ。なかなか見ることのない作業を間近で見せていただき、私自身とても興味深い現場だった。専門技術を要する左官職人から、他の職人に技術を伝えていく姿を見て、後継者不足で衰退しつつある左官業の未来について考えさせられ、建設業に携わる者として、私たちができることをしていかなければいけないと痛感した。

 

 

施 主:株式会社ゆめの樹 野上野
建築場所:丹波市春日町野上野
主要用途:飲食店
工事種別:新築
竣工年:2016年
施工担当:荻野展由・足立洋介
構造規模:木造 平屋建
敷地面積:980.26㎡
延べ面積:250.32㎡
受賞歴:ウッドデザイン賞2016

 

 

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