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2018.04.27近作を振り返って #08

 

兵庫陶芸美術館 新築工事

 

兵庫陶芸美術館 新築工事

 

 

 

 

兵庫陶芸美術館 新築工事

 

日本六古窯の一つに数えられる丹波立杭の里の約4万9,000㎡もの敷地に、展示棟や研修棟、工房、茶室などを備え、全県的な陶芸文化の振興を図ると共に、陶磁器を通した人々の交流を深めることを目的として2005年10月にオープンした美術館。3 社J V 物件で、弊社はエントランス棟、展示棟、管理棟の施工のほか、全体の外構工事に携わった。
山を切り開いた土地であったため、山留壁や地下の湧水の処理などの課題をクリアする必要があった。難しい処理ではあったが、ここできっちりしておかなくては安全と構造に問題が出てくるため、丁寧に作業を行った。展示作品の品質を守るため、空調管理が重要となる展示棟の施工では、空調設備がうまく機能するよう壁・天井の納まりを関係業者と調整し、コミュニケーションを図りながら、細やかな作業を行った。内装には無垢の乾燥材を使用、漆喰調の塗装が施されている。外観は漆喰の壁に、淡路の屋根瓦で和の趣を感じる落ち着いた風情。まさに「土と語る、森の中の美術館」だ。
地元出身者として、このような大規模公共事業に携われたのは誇り。吉住工務店の名がこうした場で出てくることは大変喜ばしいこと。創業当時から受け継がれる地域産業への貢献を胸に、後世に残る建物をこれからもつくり続けたい。

 

 

兵庫陶芸美術館 新築工事

施工担当:山根秀雄

 

 

施  主:兵庫県
建築場所:篠山市今田町
主要用途:美術館
工事種別:新築(JV)
竣工年 :2005年
施工担当:山根秀雄
構造規模:RC造+木造 地上2階建+地下1階建
敷地面積:49,000.00㎡
延べ面積:6,542.00㎡

 

 

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