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2019.03.28未来への提言 未来を建てる

 

工事部 杉本拓哉

 

 多くの人に支えられ
がむしゃらに過ぎた3年

「大きくて立派な会社だな。アットホームで働きやすそう」。土木科で学んでいた高校時代、1週間のインターンシップに参加した。現場の清掃活動やこだま館でのお手伝いなど、簡単な業務を経験しただけだったが、温かく迎えてもらい、働く楽しさを知った。担任からの「ここなら自分のやりたいことができるぞ」というアドバイスもあり、入社を決めた。
現在、入社3年目。今は保育園や官公庁施設など一般工事の施工担当として先輩社員に付き、現場での仕事を一通り学んでいる。最初の2年間は何もわからず、ただ「現場に出て学べ」の指示に従った。どうしたらいいのか不安だったが、この1年でようやく現場で自分が何をすべきなのか、察せるようになってきた。
宝塚の現場を担当したとき、ご年配の大工さんから道具を譲り受けた。職人さんにとって道具は命とも言えるもの。光栄に思った。20歳の誕生日には常務から「咲いた花見て喜ぶならば、咲かせた根っこの恩を知れ」という言葉を贈っていただいた。たくさんの人の想いがあって、ここにいるんだと思った。疲れて笑えないほどつらいこともある。それでも、とにかくがむしゃらに頑張ろう、そう思った。

 

資格を取って自信をつけ
会社に貢献できる存在に

昨年の春には4人の新入社員が入ってきた。2人は同級生、2 人は年上だが、自分には3年の経験がある。負けたくない。最初につらい経験をしてよかったと、今は思える。後輩が挫けそうなとき、経験を基に励ましてあげられるから。現場で褒められることはほとんどない。だからこそ、たまに褒められるととてもうれしいし、励みになる。現在、付いている先輩は一人で何現場も担当している。そんな風になりたいし、後輩から憧れられる存在になりたいと思う。
施工管理のスペシャリストである一級建築施工管理技士の受験資格を得るには8年以上の実務経験が必要となる。まだまだ先は長い。まずは3年以上の実務経験で受けられる二級施工管理技士の資格にチャレンジし、年上の職人さんにも自信を持って、しっかりと指示を出せる現場監督になりたい。いろんな構造の現場を担当して経験を積み、25年後に100周年を迎えるときには、育ててくれた会社に利益を生み出す存在に成長していたい。

 

未来を建てる

 

 

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