吉住工務店のカレンダーは仏画作家の観瀾斎(かんらんさい)様に製作していただいています。
観瀾斎様の作品をカレンダーに使わせていただいて11年目を迎えます。
カレンダーの表題「かんらんさい まこと(真実一路)カレンダー」は、吉住工務店の社是「真実一路」からとりました。
またカレンダーの作品12点は、先生のこれまでの作品と新作の中から選ばせて頂いたものです。
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今回の作品について
昨年の観瀾斎師の第15回東寺作品展は、コロナウイルス対策の一環で中止となった。
師をはじめとして、この作品展を楽しみに心待ちにされていた方からの哀しみと励ましの声を多く耳にした。実は、人の歴史は天変地異や疫病、飢饉との闘いであり、共存共栄であったと言ってよい。その度毎に、人は自然に畏敬の心で接し、神仏に信順し生きてきた。それは人が目に見えない力を感じ、信じているから他ならない。これを「冥加(みょうが)」という。師の作品は、その冥加(暗いところからの働き)に出遇うことのご縁を与えてくれる。
今年のカレンダー作品一点一点も、その作品を観る人に冥加=おかげさまを感じさせてくれる。吉住工務店様も感謝の念に出遇うからこそ、皆様にその心を伝えたいと思われて師の作品を使われる。
このカレンダーを通じて、冥加の心、青い鳥(身近にあってきづかない幸せ)に気づいていただければ幸いです。
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作者プロフィール
観欄斎(かんらんさい)
仏版画家
観欄斎の世界~生かされて今を生きる道を通じて、独自の仏画世界を拓く~
1946年 京都府生まれ 現在は兵庫県丹波市にアトリエで制作活動に精進する。
2006年より京都・東寺にて個展を開き昨年秋13年を迎えた。
2009年秋には『百観音』(高さ2m×横28m 木版画)の代表作を公開した。
2011年には『阿吽の双龍』(高さ2m×横4m 木版画)の制作、翌年2月に震災復興の祈願をして福島へ。
寺院、美術館、有名デパートなどで作品展の開催。
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画:観欄斎師
書(表題、作品名):栗原周玉先生
文(キャプション説明、他):谷本 郎
12月「願」
11月「愛」
10月「聖者の行進」
9月「想」
8月「慈悲」
7月「慈悲喜捨」
6月「緑風観音」
5月「合唱」
4月「誕生」
3月「慈愛」
2月「祈」
1月「七福神」