主 催 公益財団法人日本デザイン振興会
後 援 経済産業省/中小企業庁/東京都/日本商工会議所/日本貿易振興機構(JETRO)/国際機関日本アセアンセンター/
日本放送協会/日本経済新聞社/読売新聞社
[応募カテゴリー]
14-03 公共の建築・空間
[受賞対象名]
認定こども園 ミライズそら
[受賞者]
社会福祉法人柏翔会
株式会社手塚建築研究所
株式会社吉住工務店
受賞対象の概要
地域に新しくできる幼保連携型認定こども園のデザイン。織田家柏原藩の歴史が色濃く残る、素晴らしい山々と田んぼの風景に囲まれた地域である。風景に溶け込む木造平屋形式とし、深い軒に囲まれた外廊下で雁行型の空間配置を囲んでいる。建物全体を持ち上げ高床式とし、子供たちが縁の下を走り回る構成としている
デザイナーの想い
全てを木造でつくること。木造には木造にしか出すことのできない独特の温かみがある。丹波市は地域の保育園・幼稚園のこども園化を長年進めており、就学前教育と保育の充実に向けて地域一丸となって取り組んでいた。本園は新たに地域で設立された法人が建設・運営を担うことになっていた。法人理事は皆地元の出身者である。設計プロポーザル時の要項では実は2階建耐火建築とされていたが、柏原地域らしいデザインを考える中で、間違いなく木造平屋の建築にすべきと提案するに至ったものである。現代の技術であれば大規模木造建築も可能である。今回採用した高度な集成材加工技術はロングスパンや複雑なジョイントを可能とし、さらには木を木として表現しながら準耐火構造を実現している。選ぶ側も挑戦であったと思うが、結果的に提案が受け入れられ、柏原地域らしい建築を実現することができたと感じている。
審査委員による評価コメント
今後の受賞展のご案内や表彰式、メディアへの掲載等はまたウェブサイト内でお知らせさせていただきます。