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2018.10.032018年度グッドデザイン賞を受賞しました

 

 

 

 


主 催 公益財団法人日本デザイン振興会
後 援 経済産業省/中小企業庁/東京都/日本商工会議所/日本貿易振興機構(JETRO)/国際機関日本アセアンセンター/

日本放送協会/日本経済新聞社/読売新聞社

 

 

 

応募カテゴリー  16-03 地域・コミュニティづくり

受賞対象名    ノーマライゼーションの実現 [篠山市北新町 みずほの家・ななつ星]

受賞者      株式会社みずほ

         株式会社吉住工務店

 

 

デザインコンセプト  障がいのある人と地域のつながりづくり。

 

受賞対象の概要

2015年に24年間重度の障がい者であった長女と暮らした自宅を障がい者短期入所施設に改装した『みずほの家』と、その隣地に2017年に新築した知的障がい者のグループホーム『ななつ星』。これらは夫妻と長男、次男の家族主体で運営されている施設である。敷地は篠山城跡の北側に位置し、城下町の要素を全体としてよく残し、その歴史的風致を今日に伝えている地域であり、その奥まった住宅密集地にこの建物は建てられている。このような場所に、地域共生型の障がい福祉事業所が実現されていくことは社会的な意味が大きく、入居された障がい者の方々が、地域の一員として、近隣の人たちと普通の関わりを保って生活されている。

 

デザイナーの想い

「いぬいふくし村」「みずほの家」「ななつ星」の建設に関わらさせていただく中で、山中氏の想いをカタチにするお手伝いをさせていただいた。山中氏はそうした施設建設だけでなく、障がい者の芸術活動をサポートするボランティア団体「いのちのうた」や「兵庫・篠⼭とっておきの⾳楽祭」等を企画参画。様々な⾓度から地域住⼈と障がい者のつながりづくりに尽力されてきた。そして今「最近、障がい者が街に増えたね」と声をかけられるようになったという。家や施設の中にいた障がい者が街に出てきている。当事者が「福祉の殻」を破り始めた。ささやかな変化だが、ものすごく価値のある変化である。障がい者が街に慣れ、街が障がい者に慣れていく。街が優しくなると、⼼の段差がなくなっていく・・。 山中氏の想いは一代で終わることなく、その子息へと受け継がれ、さらに地域に浸透し、ノーマライゼーションが実現された心豊かなまちとなっていくであろう。

 

 

 

 

 

 

●グッドデザイン賞公式ホームページにおきまして受賞の詳細が掲載されています。  詳しくはこちら

●受賞物件の詳細は[ARCHITECTURE STORY #13] N-PROJECTをご覧ください。  詳しくはこちら

●株式会社みずほのHPはこちら

 

この度のグッドデザイン賞の受賞は、建築物単体ではなく、地域・コミュニティづくりでの受賞になります。クライアントの山中様の功績はもちろんのこと、株式会社みずほのスタッフ、地域のボランティアの方々、関係協力者様等の多くの方々のお力添えがあったからこそ実現できました。

今後の受賞展のご案内や表彰式、メディアへの掲載等はまたウェブサイト内でお知らせさせていただきます。

ありがとうございました。